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ベッドの歴史的背景
ベッドの起源
ベッドの起源は、紀元前3000年以上も昔に遡ります。その根拠は、エジプトのピラミッド内部に描かれた壁画にあります。そこには、すでに現在のベッドと基本構造がほとんど同じ寝具が描かれていたのです。そして、その当時から10世紀くらいまで、その形は引き継がれたのです。
昔の日本人の寝床は?
日本において、ベッドが入ってきたのは奈良時代。ただ、誕生当初ベッドは身分の高い人の一部が使っていたくらいで一般の人は使っていませんでした。多くの人は、土間にわらをひいたり、板間や畳に薄縁(うすべり)を敷いてごろりと横になるだけでした。
また、江戸時代ではふとんと言えば敷きふとんのことを意味していました。。掛けふとんにあたる物は紙衾を指していて、この区別ははっきりしたもので混同されることはありませんでした。。
現代社会でベッドが普及しだした背景
現代社会でベッドが普及しだした背景として、歴史的に有名な十字軍が11世紀にヨーロッパにカーテンを持ち帰ったことに始まります。その際、このカーテンを用いて寝床をひとつの個室のようにするという、いわゆる「ボックスベッド」が生まれたのです。14世紀にはベッドに天蓋を付けるアイデアが生み出され、豪華な飾りの付いたいわゆる「お姫様ベッド」が宮廷を中心に流行します。その後、ベッドは欧米で定着し、戦後日本にもその波がきた、というわけです。ですので、日本でベッドが定着したのはほんの30~40年前なのです。
日本人の暮らしと生活
日本の暮らしに初めてベッドが入ってきたときの背景
ベッドが日本の暮らしに入ってきたのは、西洋の文化が一般にも浸透し始めてきた明治維新以降。続々と寄宿学校や軍隊、病院などでベッドが導入され、一般庶民が触れるチャンスが増えていったのです。また、西洋式のホテルが主要都市に建設され、これらにもベッドが設置されたのでした。
日本にベッドが馴染みだした時期とその背景
ベッドが一般庶民の生活に馴染みだしたのは、戦後の高度経済成長期あたりからです。洋風化された生活様式の一般化などが主な要素でしょう。
日本の生活様式が洋風化してきたことによるベッドの需要
日本の生活様式が洋風化してきたことで、一般家庭にはフローリングの床が増えてきます。フローリングに布団を敷いた場合、冬場は寒いばかりか睡眠中の発汗などで生じる湿気を逃がすことができません。そのため、布団は敬遠されがちになり、代わりに床との間に距離のあるベッドが好まれるようになってきたのです。